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相続

遺言執行実務の研修を受講

こんにちは。司法書士の井手誠@福岡市西区姪浜です。

今週は寒いですね。。。さらにこの土日寒くなりそうで憂鬱です。

昨夜は、造詣が深い弁護士を迎えて、「遺言執行者の実務」というタイトルでの実務研修でした。

私が今お預かりしている遺言書の中で、遺言執行者に指定されているものが両手の数では足りないほどありますので、常に最新の情報を仕入れるようにしています。

心に残ったのは、調整能力が大事ということ。確かに、遺言執行ではありませんが、相続の仕事の際にそう感じることは多々あります。

専門家を信頼していただいて、言葉を耳に入れてもらうところに存在価値があるような気がします。

ところで、遺言執行者とは、読んで字の如く、どなたかの遺言の内容を書かれたとおりに実行する人のことです。

遺言の中で、この遺言執行者を定めることができます。もちろん定めなくても構いません。

と書くと簡単そうに思えますが、遺言執行者は、実は法律で様々な義務が課せられています。

相続人のうちの一人(財産を多くもらう方)が指定されている遺言をたまに見ますが、相続手続きの煩雑さや執行者の義務や責任、他の相続人の心情等を考えた場合、果たして妥当かと思うことが少なくありません。

相続という場面は、人の落ちつきを奪うことが往々にしてあるからです。

簡単な内容ならともかく、相続人同士の利害が大きく対立するような内容だったら、法律専門家である司法書士や弁護士に依頼したほうが安心と言えます。

相続当事者ではありませんから、過度に相続人の誰かに肩入れするわけでもなく、仕事として粛々と進めていくことができるからです。

ただ、私たち専門家も、何かしら相続人同士の争いに巻き込まれることが無きにしも非ずですから、慎重に仕事をしなければなりません。

講義を受けていると、ためになるのはもちろんのこと、これまでの業務の改善点や注意点が次々と頭に浮かんで、良い刺激になります。

2週間後も、大阪で遺言執行の研修を受講してきます。また違った情報を得られることを楽しみにしています。

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