司法書士
- 井手 誠
【簡裁訴訟代理関係業務認定番号629031号】
保有国家資格
- 司法書士(福岡県司法書士会 登録番号1302号)
- 宅地建物取引士(登録番号(福岡)第048080号)
- 賃貸不動産経営管理士(登録番号064136号)
- 2級ファイナンシャルプランニング技能士(個人資産・中小事業主)
所属団体
得意分野
司法書士を目指したきっかけ
1相続対策や相続手続きに力を入れる原点
祖父は、会社経営しておりましたが、戦後の経営失敗により会社は人手に渡って父が幼い頃に一家離散の憂き目にあいました。祖父は、祖母とは別の愛人と暮らしていたようです。
その後、祖父が死亡した後に、突然弁護士から父に通知があって、一方的にこの文書に署名捺印して送り返せとの指示だったとのことでした。これを巡って、祖母の苦労を知る父とその兄弟らは頭に来たようです。お決まりの相続トラブルです。
父は、法律のことがよく分からないため、最終的には、面倒くさいのが嫌で弁護士の提案のまま、今考えると大変不利な内容でサインしたみたいです。
「知らない」ということは、本当に怖いことです。そんなつもりじゃなかった、と思っても「後の祭り」となってしまいます。
こうした経験をとおして、法律を勉強することで、そもそも争い事が起こらないようにすることはできないか、たとえ争いの火種になるようなことがあったとしても心情に配慮して上手くまとめる手伝いができないかと思っていました。
これが、私が生前の相続対策や複雑な相続の支援に力を入れる原点です。
2企業支援に力を入れる原点
明治時代、私の高祖父が佐賀で事業を興し栄えていたようですが、上記に書いたように3代目の祖父の代で残念ながら人手に渡りました。その影響で、一家は離散して、父は養子に出されかなり苦労したようです。
経営の失敗(放漫経営、人任せ、無知)は、その経営者・家族・従業員に与える影響が大きいことを小さい頃から聞かされて育ちましたから、そうした悲劇ができるだけ起こらないように企業や経営者を支援できる仕事をしたいと思っていました。
これが、私が企業支援に力を入れる原点です。
特に、法的な部分で失敗すると、そこから回復するのに大変な労力と費用を要することが少なくありません。事前にトラブルが起こらないよう、またはトラブルがあっても影響が少なくなるようリスク管理しておくことが大切です。実は、司法書士にできることはたくさんあります。これを経営者に知っていただくのも大事だと思っています。
3ボランティアに力を入れる原点
大学卒業後、外食産業で勤めていた時に、店内で悪質商法にだまされるお客様や従業員(高校生・大学生・主婦)を目にすることが多々ありました。従業員から相談され、クーリングオフの手続きを自分で調べて、彼らの困りごとを解決して喜ばれたという出来事もありました。
ちょっとの法律知識があれば防げることも多く、特に社会に出たての若者や社会に出る前の若者が、悪い大人の食いものにされるのは忍びないと思っていました。高齢者もしかりです。学校や社会で法律を学ぶ機会もなく、相談された周りの親・兄弟・子・友人も法律に疎いことから結局損をしてしまうケースが多々あります。少なくとも法律を学ぶ機会を作ることだけは行う必要があると思っていますし、気軽に相談できる存在や場所も必要だろうと思いました。
これが、私が青少年や高齢者向けの法律講座での講師や、行政主体の無料法律相談などに相談員として参画するボランティアを行う原点です。
外食の仕事は楽しかったけど、上記[ 1 ]~[ 3 ]が相俟って、「法律を使って人の役に立つことを一生の仕事にしよう。」と決意し、26歳で努めていた会社を辞め、法律の専門家の道を目指しました。
弁護士資格も考えましたが、法律にはそれまで全く縁がなかったため一から勉強するのはハードルが高そう、ロースクールに行くお金が足りない、30歳までに資格を取得し独立したい、などの理由で、弁護士の次に充実した法的サービスを提供できる「司法書士」を選んだ次第です。
独立までの道のり
- 1976年生長崎県西彼杵郡時津町出身
- 1994年長崎北陽台高校卒業
- 1994年~1998年愛媛大学にて、日本古代史専攻
- 1998年~2002年大手外食企業で、店舗運営に従事
- 2002年~2003年アルバイトをしつつ資格予備校に通う
- 2004年~横浜と福岡の司法書士事務所で働く
- 2006年10月司法書士試験合格
- 2007年8月1日開業(某事務所に机を置かせて頂く)
- 2008年12月1日『ラピス司法書士事務所』を開設
公益活動
過疎地での無料法律相談活動
近くに司法書士や弁護士などの法律家が少ない地域を、「司法過疎地域」と呼びます。これらの地域にお住まいの方は、トラブルがあっても専門家が近くにおらず、相談に行くのに時間と費用がかかるため泣き寝入りすることがままあります。こうした不利益を少しでも解消しようと、定期的に各地で開催する無料法律相談会に相談員として赴くことがあります。また、司法書士会で平日毎日開催している無料電話相談の相談員としても登録しております。
青少年や高齢者向けの法律講座や法律セミナー
もともと、いろんな人がだまされる前にそしてトラブルが起こる前にどうにかしたいと思ったのがこの職業を目指すきっかけですから、時間の許す限り青少年や高齢者向けの法律講座に協力したり、自分で主催したりして、出席者が、できるだけトラブルに見舞われないよう法律の話をして、自覚を促しています。こうしたセミナーや相談会に参加されない人も多いとは思いますが、こうした情報に接する機会だけは確保しなければと思うからです。
井手の趣味
フットサル・サッカー
大学までサッカーをしていましたが、社会人になって怪我が怖いため、接触プレーの少ないフットサルを28歳から始めました(月1~2回)。一番のストレス解消になっていましたが、下の娘が生まれてからはプレーしておらず、もっぱら日本や海外のリーグ戦を観戦しております。フットサルメンバーと年に数回飲みに行ってサッカー談義するのも楽しいです。
温泉
九州の温泉大好きです。四国の温泉も大好きです。中国地方の温泉にもよく行きます。つまり、日本全国の「温泉サイコー!」ということです。おすすめは、平山温泉 (熊本)。とってもお肌つるつるになりますよ。
歴史
各地の史跡めぐり・城巡りしているときや歴史の本を読むときは時間を忘れます。大学時代は日本古代史を専攻。平安時代の怨霊信仰について少しだけ研究していました。旅行するときは、基本的にお城探訪をスケジュールに入れます。うまいこと息子が城に興味を持ちましたので、一緒にお城をまわっています。天守閣などない朽ちつつある山城や城跡などはロマンをかき立てられますが、これは老後の楽しみです。