芸能の世界の契約
こんにちは。福岡市西区の司法書士井手誠です。
先日、ご縁があって、ある地元アイドルのステージを拝見する機会がありました。
AKBなどのアイドルが流行っていますが、私は特に興味もなかったので、初めての経験でした。
失礼ながら歌が凄いわけでもないんですが、一生懸命踊って客を盛り上げようとする姿勢に、それまでのダンストレーニングやボイストレーニングなどの努力が見てとれ、私は意外と引き込まれ、応援したくなってしまいました。父親、いや兄貴の気分です。
あのくらいの年で大勢の観客を前に、物怖じせずに話せるなんて、それだけでも立派です。
10代後半~20代前半くらいの若い子たちですが、立派にプロ意識を持っているなと感じ、私も負けていられない、と思いました。
私は、アイドルグループを運営する団体の法務顧問、という立場で、彼女たちとの契約関係やトラブル発生時の法的対応などを担当していますが、芸能の世界は、やや特殊な常識がはびこっている世界だと、つくづく思います。アイドルやその親は、法的なことに非常に疎く、下手をすると食いものにされちゃうことは普通にあり得る世界です。
夢を追いかけることやそれに向かって頑張ることは、とても大事で素敵なことですが、今から目指す子、今頑張っている子、そしてその子の親は、「自分のことは自分で守る」という意識を持っていただきたいと強く思います。特に、親に対して、声を大にして言いたいですね。
逆に、運営側も、変な子や親がいた場合に、いかに上手く対応するかが問われますが、最終的にモノを言うのは契約書です。
裁判になると認められないような、むちゃくちゃな契約書をよく見ますので、事前に専門家による監修を受けることが望ましいでしょう。
アイドルも運営も、いざトラブルが起こってからでは、対処が難しくなります。
最初の「契約」が命ですので、いつでもご相談くださればと思います。
当事務所は、「まもる」「備える」をコンセプトに以下の業務を行っております。
■「安心生活」をまもる → 相続対策・生前贈与・争いの未然予防・トラブル対応
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