不動産オーナーの行うべき高齢化対策
こんにちは。福岡市西区姪浜の司法書士井手誠です。
昨夜は熱帯夜でなく、今朝少し涼しく感じました。実家のトマトがどんどん成長するので、毎日収穫しなければなりません。そろそろキュウリも収穫が始められそうです。
さて、先週土曜日は、資産活用大学福岡夢倶楽部で、不動産オーナー様(賃貸経営者)を対象に、「不動産オーナーの行うべき高齢化対策」についてお話してきました。
堅いテーマなので、果たして何人来られるものやら、戦々恐々としていましたが、蓋をあけると15名ものオーナーに参加していただきました。
お話した内容は、以下のとおりです。
1.データから見る高齢化の現状と未来
2.データから見る認知症に関する現状と未来
3.「成年後見制度」を知る
(1)成年後見制度とは
(2)後見
(3)保佐
(4)補助
(5)任意後見
4.実録!制度はこう活用する
(1)不動産オーナーが倒れ意識不明に!
(2)不動産オーナーの経営意欲減退
(3)高齢入居者が認知症に!?
5.まとめ
前半は、各役所から集めたデータを基に、高齢化や認知症の現状と未来についてイメージを掴んでもらい、後半で成年後見制度とその活用方法について、私の経験から役に立つ情報を提供する、という流れでした。前半部分はデータ分析が中心でしたが、実際の経営のヒントはいくらでもあった、と思っています。
人間、死ぬのは100%確実ですが、高齢になって認知症になるか否かは不透明です。しかし、75歳以上の認知症発症率は、30~40%になるというデータもあり、楽観視できません。
よりよい晩年を迎えるために、どうすればいいのか?
大切な資産を守るためには、何をしておかないと安心できないのか?
特に不動産をお持ちの方々ですので、認知症になった場合、ご自分やその家族、大事な資産に大きく影響が出ます。皆さん真剣に聞いていただけたようです。
何か一つでも参加者のヒントになったのであれば、言うことはないです。
それにしても、話しながら、この内容は、むしろ賃貸管理業者が知っておくべきなのでは…と思ったのでした。
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