認知症高齢者5人に1人財産被害!?(平成22 年10月27日記事)
こんにちは。朝5時起きで、いま多少眠いイデです。
2年半前の記事ですが、この状況少しは改善されたのでしょうか?
せっかく成年後見人を付けても、そこで不正がある始末。
自分が判断できるうちに自分の眼鏡にかなう倫理観をしっかり持った人物に
後見を頼むことがいいのでしょう。
以下、転載分。
↓ ↓ ↓
今朝、7:00〜のNHK総合テレビ「おはよう日本」の番組のなかで、アンケート調査の結果、タイトルのような
実態が浮かび上がったと放送されました。
こちらにざっとした内容が書いてあります → 【NHKニュース】 ※動画も見れます
アンケートは、NHKと司法書士の団体「成年後見センター・リーガルサポート」とが共同で行ったもので、
認知症高齢者の財産管理や身上監護を行う『成年後見人』を務める全国の5200人の司法書士を対象とし
1026人から回答があったようです。
その結果、約20%にあたる認知症等のご高齢者が、何らかの財産侵害を受けていることが明らかに
なりました。100万円以下から1000万円以上の被害まであり、判断能力の衰えをいいことに好きにしている
実態があるようです。
私も、このリーガルサポートの会員で、実際に『成年後見人』として携わっていますし、相談も受け、
申立に何件も関わってきました。
そうした経験から、残念ながら、財産被害に遭われているケースは確かにあります。
感覚で言えば、もっと多いのでは?と個人的には思っています。
成年後見制度の使い勝手や後見人のなり手・職務範囲その他の諸問題もあって、国が当初予想したようには
利用が進んでいないみたいです。
もっと制度のことを周知して利用を促すことで、判断能力が衰えている方が不当に権利侵害を受けることがないように、
そして少しでも安心して暮らせるようにしていきたいですね。
周りの方は、少しだけ心を配っていただいて異変を察知して頂きたいなぁ、と。