緊急入院!?(平成22年4月11日記事)
こんにちは、イデです。
もう3年前にもなりますが、忘れもしないできごとでした。
私が後見している方が突然入院することになり、後見人の業務の重さを
ひしひしと感じた事件です。
以下、転載分。
↓ ↓ ↓
先週の日曜昼のことですが、私が『成年後見人』として就任しているある男性が、
入所している施設から救急車で病院に搬送されました。
第一報を受けたときは、心配で仕方なかったです。
ところが、まぁ大したことはない?らしく、その3日後に無事退院となり
ほっと胸を撫で下ろしました。
しかし、たまたま事務所に出ていたからよかったようなものの、旅行に行っていたり
したら…と思うと複雑な気持ちです。
その方にとっては、心身の状態を考えていろんな手配をしてくれたり、
きちんと自分の財産を管理してくれるのは私しかいないわけです。
もちろん何をおいても最優先で対応するつもりではいますが、その時々の状況に
よっては、どうしようもないときもあり得ます。
今回の事件で、成年後見人の職務の重さを再認識しましたし、何かあったときに対する
備えを考えるきっかけになりました。
いや、まったくいろいろあるものだ…
平成12年からスタートした「成年後見制度」。
司法書士は、いちはやく社団法人リーガルサポートを設立して、この10年
判断能力の衰えたご高齢者や知的障がいをもたれた方、精神障がいを患った
方々の支援を精力的に行ってきました。
これまでは、自分たちで後見人に就職して、直接支援してきましたが、どんどん
高齢化が進んでいく社会の中で、もはや専門家のマンパワーだけでは限界が見えています。
これから、どうするか。
公的機関・福祉専門家・法律専門家・医療関係者・地域住民などが手を携えて
支えていく必要があるのでしょうね。
実際に動いている自治体や専門化団体もあるようですが、なかなかクリアする
ハードルが多そうです。
今日はこの辺で。