私は、福岡県内の司法書士の有志で組織する「福岡県青年司法書士協議会（略して「青年会」）」という任意団体に所属しております。「市民の権利を守り、法制度の確立発展に寄与する」ための、様々な活動の実践を目的としています。

この青年会の活動の一環として“巡回法律相談”があります。これは、いわゆる司法過疎（困ったことを相談しようと思っても近くに法律専門家がおらず、相談に行くのに時間費用がかかる）と想定される地域に、青年会有志が出向きボランティアで相談を受けるという取り組みです。年に10回ほど、各地域を回っております。

本日、『みやま市』で法律相談会を開催しました。10時から15時の間に全部で17組お見えになりました。これだけ相談に来られると、少しでも人さまのお役に立てて、純粋に「やってよかったなぁ」と思いますし、これからも法律専門家として、できるコトを続けて行かねばと思います。実際に、相談して良かったという声が多数あり、やりがいもひとしおです！

自分も経験ありますが、これらの相談会の準備担当になると、2ヶ月前から各自治体との打ち合わせ、広報を依頼、相談員の募集、予約の受け付け、当日必要なモノの準備、当日の指示、相談会後はアンケートの集計、自治体・青年会への報告、支部への情報のフィードバックなどなど、仕事の合間をぬってたくさんのことをモレなくやらなければなりません。今回の準備担当には感謝の気持ちでいっぱいです。

県内には、目立たないけどこういう司法書士たちがいることを、わかって頂きたくて記事にしました。称賛を求めているわけではなく、もし何か青年会の活動に出くわすことがあったら、心の中で「がんばれ」と一声かけていただくと幸いです。