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振り込め詐欺??
2023年2月3日社長の自宅に、突然、裁判所から郵便物が届くことがある。何だろう?まさかあの件で訴えられたのだろうか? おそるおそる開封してみると…中には、「会社法違反事件 過料決定」と題した書面があり、過料○万円に処すると書いてある。ははーん、これは、裁判所の名を騙った新手の振り込め詐欺か? いやいや……続きを読む
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役員解任!!
2023年2月3日社長や株主だって、人間。自社の役員に対して、どうも気に食わないとか思ったよりも活躍してくれないから辞めてもらいたい、なんてこともある。でも、それとなく言っても辞任はしないし、はっきり言ったら拒否された。一体どうすりゃいいんだ??とお悩みの方がいるとかいないとか。 確かに、「解任」の二文字があ……続きを読む
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名義貸し役員の悲哀
2023年2月3日「何もせんでいいけん、役員として名前だけ貸しとって。絶対に迷惑かけんけん!」 こんなことを聞いたり、誘われたり、うっかり話に乗ってしまったような方は…残念ながら読者にも何人かいるかもしれない。 取締役会を置く会社には、最低限、取締役3名が必要なことから、事業に無関係な親族や知人を就任さ……続きを読む
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そこと取引しても大丈夫?
2023年2月3日ある会社と新規取引を始めるにあたって、皆さんは相手方の会社の信用調査をきちんと行っているだろうか? 中小企業の経営者から、「何もしてない」とか「人からの紹介だから」とか「今まで問題なかったから大丈夫よ」などの言葉が返ってきて愕然とすることがある。相手方名刺の住所を調べるとそこに会社そのものが……続きを読む
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取締役が負う義務とは?
2023年2月3日D社やO社の問題が紙面を賑わしている。いずれも、コーポレートガバナンス(企業統治)に問題があり、見直し・改善による企業経営の透明性の確保が求められている。従業員にコンプライアンス(法令遵守)を求める立場の役職(取締役)が変なことをやっていると会社が危なくなるのは自明の理である。 ご存知ない方……続きを読む
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軽視できない労働トラブル
2023年2月3日あなたにとって、従業員は、以下のどれにあたるだろう? ①俺が食わしてやってる下僕 ②会社が儲けるための道具 ③苦労を分かち合う仲間・家族 答えが③の方は、きっとこのコラムを読まなくても大丈夫だろうが、特に①②の方は注意が必要だ。 時勢を反映してか、執筆者事務所も含め、……続きを読む
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株主が死亡したら
2023年2月3日会社は、誰のものか? 社長のもの、社会のもの、地域のもの、社員全員のもの、オレのものなど色々な答えがあるだろう。しかし、会社法という法律の観点からすると、実質的な所有者は「株主=出資者」のものと言える。 ここで少し考えて頂きたいのは、もし株主が死亡して相続が発生したらどうなるのか?とい……続きを読む
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株の譲渡承認請求されたら
2023年2月3日前回、株主が死亡した場合のリスクとして、「譲渡承認請求」の可能性について言及した。実際にされると意外とダメージが大きい制度なので、もう少し詳しく説明する。 通常の中小企業は、株を誰かに譲渡する(売買・贈与など)ときには株主総会または取締役会などの承認がなければダメですよ、と定めている所謂「非……続きを読む
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国際取引の契約のポイント
2023年2月3日経済の冷え込みが続く日本において、海外展開に活路を見出し積極果敢にビジネスチャンスを求める中小企業が増加している。 こうした状況を受け、中小企業庁は、3月9日、中小企業海外展開支援大綱を改定し、オールジャパンで支援していく意向を示した。 海外と取引を行う場合、それぞれの国によって習慣や……続きを読む
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民事介入暴力の対策を
2023年2月3日福岡県は、暴力団員が多数住んでいる地域である。県内に指定暴力団が7団体あり、その数、昨年6月時点で約3400名(準構成員含む)。ちなみに、年間発砲事件の4割は福岡である。 ところで、民暴とは、暴力団やその周辺者が、日常生活や経済活動に伴う民事紛争に対して、当事者あるいは代理人として介入し不当……続きを読む
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明日は我が身?個人情報の漏えい
2023年2月3日NPO日本ネットワークセキュリティ協会の2011年報告書(上半期速報版)によると、上半期だけで、個人情報漏えい件数が807件、漏えい人数は208万5566人にのぼり、これによる想定損害賠償総額を573億1642万円(1人あたり4万1192円)と算定する。また、個人情報漏えいの原因は、①管理ミス(約……続きを読む
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権利の上に眠る者は、これを保護せず
2023年2月3日「時効(じこう)」という言葉を聞いたことはあるが、内容を知っているか?と問われれば、そう知っているわけでもでもなかったりする。 時効とは、ある事実状態が一定期間継続したことによって、法律よりも事実関係を優先させてしまう制度だ。 大きく分けて2種類ある。一つは「取得」時効、これは例えば2……続きを読む
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1人株主の会社がはらむ危険
2023年2月3日平成18年5月を境として、現在、株式会社を設立するにあたって、出資金は1円以上であればよく、また出資者=株主も1人で構わない。格段に株式会社が設立しやすくなったため、株主が1人しかいない会社が増えている。 株主が1人であるメリットは、経営の意思決定を迅速に行うことができる点にあり、またデメリ……続きを読む
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広告時に気を付けること
2023年2月3日今年5月頃、消費者庁が、オンラインゲームのアイテム商法「コンプガチャ」は景品表示法に抵触する、として同法の運用基準を改正すると発表したことに端を発し、マスコミを賑わせたいわゆる「コンプガチャ問題」はいまだ記憶に新しいことだろう。 この景品表示法、皆さんはご存知だろうか?販売促進キャンペーンや……続きを読む
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会社の登記
2023年2月3日株式会社にしても合同会社にしても、はたまた法人(医療法人・社団法人など)にしても、設立するときには「登記(とうき)」することが義務付けられているし、登記内容を変更するときも登記しなければならない。法律で決められているから仕方なくやる、という方がほとんどだろうが、そもそもなぜ会社の登記をしないといけ……続きを読む
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1人株主兼社長が亡くなった
2023年2月3日筆者は、9月号に「1人株主の会社がはらむ危険」という記事を書いた。11月中旬、まさにその危険どおりの事が起こった会社の社員から相談があった。 1人株主の社長が突然亡くなり、どうしたらよいか、親族と共に途方に暮れているという。4年前に起業して、社員一丸となってがんばった結果、徐々に売上を伸ばし……続きを読む
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中小企業の事業承継①
2023年2月3日「事業承継」が声高に叫ばれるようになって久しい。国も経営承継をスムーズに行えるよう法律を作り、いろんな施策を打ち出しているが、遅々として進んでいない印象だ。 会社が現在存続できているのは、資金を出した株主やお客様、取引先、従業員があってこそ。会社は、彼らの生活等を支える役割を担い、社会的には……続きを読む
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中小企業の事業承継②
2023年2月3日1月15日、「ガイアの夜明け」というテレビ番組で、“後継ぎ”募集します~ある商店街の180日の戦い~が放送された。 静岡県JR清水駅前にある乾物屋「蒲原屋(かんばらや)」を舞台に、後継ぎが身近にいない現店主(69歳)が、全国初の後継者公募プロジェクトを行い、数か月かけて後継者を選定していく、……続きを読む
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中小企業の事業承継③
2023年2月3日中小企業の事業承継に着手するとき、株式会社であれば、経営者が多くを所有する自社株の移転(後継者への売買や贈与)の問題に行きあたる。 後継者には、経営権確保のために、十分な議決権(会社の重要事項について賛成や反対できる権利)を得られるだけの株を与えることが望ましい。しかし、様々な利害関係人(推……続きを読む
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SNSで会社の悪口を書かれた
2023年2月3日ブログや2ちゃんねる、ミクシィ、フェイスブックなど社会的なネットワークをインターネット上で構築する、いわゆるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が登場し、皆さんも何かしらご利用になっていることだろう。誰でも簡単に情報発信できるようになったのは確かに便利なのだが、一方で書き込み等に対して民事……続きを読む
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SNSでの名誉棄損②
2023年2月3日前回、SNSで会社の悪口を書かれた場合の対処として、警告文発送や名誉棄損による損害賠償請求、刑事告訴などの方法が考えられるとお伝えした。今回は、名誉棄損のよくある誤解や注意点について述べる。 【よくある誤解】 ①名誉棄損で保護されるのは、あくまで外部的名誉(その人に対して社会が与える評……続きを読む
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休眠会社の売買
2023年2月3日5月21日の朝刊各紙に、「休眠会社の不正売買」に関する記事が記載されたようだ。 休眠会社を転売する目的で、違法に法人登記を変更したりするなど、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで経営コンサルタント会社社員等が逮捕された。広島県警によると、この会社は休眠会社売買を中心に事業展開し、転売し……続きを読む
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定款は、あなどれない
2023年2月3日「定款」、読みは「ていかん」である。いったいどれだけの中小企業経営者がこの文言に興味を示すだろうか。 定款とは、だいたい、会社の憲法だとか、根本規則だとか、原始ルールだとか言われることが多い。ただ、そう言われても、はぁそうですか、とピンと来ない。社長に尋ねてみると、会社設立時に必要だと言われ……続きを読む
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会社の重要情報を守る
2023年2月3日企業経営において、契約交渉段階や契約履行時に、自社の重要な情報(製品や技術、ビジネスモデル、営業ノウハウなど)を、ある程度相手方に開示することや相手方から開示されることは珍しくない。重要に思えることを結構簡単に言っている人や面倒くさいからと言って何もせずに交渉開始する人をお見かけするが、果たして、……続きを読む
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司法書士から見た「半沢直樹」
2023年2月3日最終回まで高視聴率を保った「半沢直樹」。ご覧になられた方も多いことだろう。少しは銀行のやり方や、担当者が何を考えているか参考になったかもしれない。知り合いの銀行員数名から聞くところによると、誇張はされているものの概ね内情に忠実に描かれているのではないか、とのことだった。 一方、司法書士からす……続きを読む
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契約書ひな型に潜む罠
2023年2月3日消費税率が8%に引き上げられる。業種業態にもよるが、御社はこれに対応できた契約書の条項になっているだろうか?契約のミスで4月以降損をしないように気をつけたいものだ。 ところで、一般的に、取引先と契約書を交わすとき、インターネット上にあった契約書ひな型を使用したり、社内にある別の契約書を参考に……続きを読む
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経営者保証に関するガイドライン①
2023年2月3日平成25年12月5日、「経営者保証に関するガイドライン」が公表され、本年2月1日から適用となっている。 日本の中小企業経営者が、会社の事業について金融機関から融資を受ける場合、当たり前のようにその経営者は連帯保証をしなければならない。これは、事業を失敗すると、個人の財産(ともすると先祖伝来の……続きを読む
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役員の任期はいつまで?
2023年2月3日御社は、役員の任期管理がきちんとできているだろうか? 平成18年の会社法の施行以前は、取締役は2年、監査役は4年の任期が定められていた。しかし、会社法施行後、全株式に譲渡制限のついている非公開会社では、定款で定めれば、取締役及び監査役の任期は最大10年まで延ばすことができるようになった。それ……続きを読む
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経営者保証に関するガイドライン②
2023年2月3日前回は、「経営者保証に関するガイドライン」成立のアナウンスと成立に至る背景を記した。続けて、ガイドラインの概要を紹介する。カタい話が続くが、経営者が知っておきたい内容なのでご容赦頂きたい。 ガイドラインの概要は、以下のとおり。 1 保証契約時の対応 (1)経営者保証に依存しない融……続きを読む
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経営者保証に関するガイドライン③
2023年2月3日現在の中小企業経営者は、そのほとんどが法人の借り入れに対する保証をしているはずである。したがって、今回は、ガイドラインの中でも現経営者が関心を持つはず?の「既存の保証契約の適切な見直し」について少し詳しく見ていくこととする。 今年2月1日から施行されたガイドラインであるが、ありがたいことに、……続きを読む
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株主を蔑ろにすると…
2023年2月3日今年4月27日から毎週日曜に放送されたドラマ『ルーズヴェルトゲーム』。6月22日の最終回、経営陣と株主の争い、野球部の試合、商品採用コンペと手に汗を握る3つの逆転劇を見て、スカッとした方も多いことだろう。私も大変楽しく拝見した1人だが、職業上「?」と思うことも、特に株主総会に関して多々あった。が、……続きを読む
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他山の石?対岸の火事?
2023年2月3日まだ記憶に新しいベネッセの個人情報漏えい事件。ベネッセがデータベースの運用と保守管理を委託していたグループ会社が、この業務をさらに複数の外部業者に再委託した先で発生したようである。 持ち出された情報は、少なくとも760万人分、可能性としては2070万人分と膨大なもので、流出データは少なくとも……続きを読む
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あの書類の保存、大丈夫?
2023年2月3日ある会社に訪問し、これこれの書類を見せてくださいとお願いすると、そんな書類はないとかどこに片づけたか探さないと分からないと言われ、困ることがある。実は、会社は、いろんな法律で、多くの書類の作成と保存が義務付けられている。 例えば、会社が決算期を迎えると、その事業年度にかかる計算書類を株主総会……続きを読む
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自社株信託のススメ①
2023年2月3日去る平成19年9月30日、従来に較べ多様化・柔軟化が図られた新信託法が施行となった。 この法律を用いて、中小企業庁から公表されているスキームの一つに「遺言代用信託を活用した自益信託」というものがあり、これを応用したものが事業承継で活用できる「自社株信託」である。ちらほらと雑誌や新聞などで記事……続きを読む
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自社株信託のススメ②
2023年2月3日事業承継は、企業経営の大きな課題であるにも係わらず、手当てをしている中小企業は数少ない。後継者候補がいない、利益が乏しい等の理由がある場合はさておき、そうでないときは早急に着手することが望ましい。その際に頭を悩ますのが株の移転である。 自社株は経営権・財産権の二つの側面を持つから、現経営者が……続きを読む
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上場企業だけ?株主代表訴訟
2023年2月3日だいたいの経営者は、商売のことも税金のこともよく勉強しておられるが、こと会社法となると、自分は関係ないものと思い込み興味が薄い。 しかし、その認識は大間違いで、上場企業だろうが中小企業だろうが株主の権利に変わりはないため、勉強は必須である。 ところで、株主代表訴訟とは、役員が株式会社……続きを読む
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企業オーナーの相続対策
2023年2月3日あけましておめでとうございます。本年も経営者の皆様の参考になるような記事を執筆してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。「法務」は確かにとっつきにくいですが、企業経営の際、知らないでは済まされないものでもありますから、記事の内容程度は把握しておくようにしましょう。 さて、今月から数か月……続きを読む
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「簡単虫よけ」は不当表示?
2023年2月3日テレビや新聞で大々的に報じられていたのでご存知の方も多いと思いますが、虫コナーズや虫よけバリア、虫よけネットなどの空間用虫よけ剤を販売する大手4社に対し、消費者庁は、景品表示法(有料誤認)違反で措置命令を出す検討に入っているとのことです。 一般消費者は、誰もがよりよい商品やサービスを求めると……続きを読む
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雇用主には重い負担の法改正!?
2023年2月3日皆さんの会社では、パートタイム労働者(企業によってパートタイマー・アルバイト・嘱託・臨時社員・準社員・スタッフ・クルーなど呼び方は様々だが、要は、正社員より所定労働時間が短い労働者のこと)を雇用しているでしょうか? ご存知のように、パートタイムで働く人が増加していますが、仕事内容は正社員と何……続きを読む
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役員変更登記にご注意を!
2023年2月3日ご存知だと思いますが、株式会社では、役員(取締役、監査役等)が就任や辞任・解任などをして役員更正に変更が生じた場合は、その旨の登記をすることが義務付けられています。 この役員変更について、会社法や法務省令等の変更によって、今までの取り扱いが変更になる部分がありますので、大多数の会社に当てはま……続きを読む
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3年後、契約ルールが変わるかも
2023年2月3日今年2月下旬に各メディアで取り上げられたことから感度の高い方はご存知かと思いますが、企業や個人の契約ルールなどを定めた「民法(債権関係)」の改正が現実味を帯びてきています。日本政府は、3月31日に民法改正案を衆議院に提出していて、今国会での成立を目指しています。仮に、今国会で成立した場合、早ければ……続きを読む
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従業員による自動車事故
2023年2月3日6月1日から、改正された道路交通法が一部施行されます。これは、自転車の運転者に関するもので、もしかすると会社でどうこうすることはないかもしれません。ですが、年々自動車事故に対して世間の目が厳しくなっているのは皆様ご承知のとおりです。道路交通法は頻繁に改正されており、罰則はどんどん引き上げられていま……続きを読む
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パワハラの線引きは?
2023年2月3日「うちの上司がうるさくてさ~『なんでこんな簡単な事ができないんだ!』『何遍も同じこと言わせるな!』『辞めちまえ!』とかおっさん何様やっちゅーねん。」 「それくらいだったらまだいいじゃん。俺なんか営業ノルマが未達のときは、もっとくそみそに言われるぜ。ムカつくわ!」 休日前の居酒屋でこのよ……続きを読む
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勤務中の私用メールはダメ?
2023年2月3日会社の業務用のパソコンを使って、全く業務と関係のない用件で、家族や友人知人と連絡を取ってしまう、インターネット接続状況を利用して、フェイスブックのタイムラインを眺めたり、ショッピングしてしまったり…そんな従業員は、はっきり言って、多いと思います。 報道されているように、従業員のパソコンからウ……続きを読む
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海外進出の法的リスク
2023年2月3日昨今、日本企業の海外進出が増加しています。 儲かりそうだから、と安易に手を出す経営者もいらっしゃいますが、日本国外、特にアジア新興国においては、様々な法体系が存在することから、日本では考えられない思わぬトラブルに見舞われることがあり得ます。トラブルを防ぐためには、法務リスクのマネジメントが、……続きを読む
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大丈夫?マイナンバーへの対応
2023年2月3日ご存知だとは思いますが、今月から各家庭へのマイナンバーの通知が始まり、来年1月から利用開始されます。いよいよ目前に迫ってきた感があります。 最初は、「社会保障」「税」「災害対策」の3分野でのスタートとなり、企業においては、社内規程の見直し、業務フローの構築、安全管理措置やシステム見直しなど様……続きを読む
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マイナンバー対策、何をすればいい?
2023年2月3日制度利用開始(平成28年1月)まで、あと2か月となり、マイナンバーについてメディアで目にしない日はありません。皆様の会社では、少しずつこの対応を始めている、といった状況でしょうか? 今回は、対応を行っている会社は確認として、まだ対応を始めていない会社は指針として利用できるよう、導入時に最低限……続きを読む
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ある社長の遺言
2023年2月3日遺言とは、死後において自分の意思を反映させることができる数少ない法的手段の一つです。必要だとは頭では分かっているけど、実際に遺言作成という行動に移す方は、数少ないものです。私が経験した、ある会社の社長の遺言にまつわる話をお伝えします。 税理士さんに紹介されてお会いした従業員20名ほどを抱える……続きを読む
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元従業員による顧客情報持ち出し
2023年2月3日ある会社の社長から「退職した従業員が顧客情報の一部を持ち出して、再就職先で利用しているようだ」との相談を受けました。 厳重な情報管理をしている会社でしたから、データの持ち出しではなく、勤務中に隙を見てメモをしていたくらいとのことでしたが、会社の信用にかかわるため、発覚早期にきちんと対処する必……続きを読む
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代表取締役の解任
2023年2月3日「前社長が死亡した後に、その息子が代表取締役となる登記手続きを勝手に行った」 「代表取締役が会社のお金を使い込んでいるみたいだ」 「代表取締役に経営を任せていたが、役員報酬は高いのに、会社は赤字の状態である」 背景は違いますが、2月に入って、たまたま同じような相談が続きました。要……続きを読む
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未払いの残業代はないか?
2023年2月3日皆さんご存知のとおり、ここ数年、各種メディアで残業代を支払わない会社の存在が問題視されています。確かに、法律相談の現場で、少なくとも私がサラリーマンの時代と比べて、格段に労働者側の権利意識が強くなっていると感じます。インターネットにより情報を簡単に取得できるようになったため、我慢せず自分の権利とし……続きを読む
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地震が発生!労務への影響は?
2023年2月3日4月14日以降、熊本県及び大分県で連続して大きな地震が発生しています。日本全国から各種の支援が集まっていますが、復興まではまだ時間がかかるものと予想されます。 こうした大きな地震が発生した後、復興又は廃業に向けて企業は様々な局面を迎えますが、労務の観点から考えられる影響を見てみます。 ……続きを読む
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10月から会社登記で●●が必要に
2023年2月3日社歴が長い会社ほど要注意です!!今年の10月1日以降、株主総会議事録を提出する必要のある各種登記申請の際には、株主情報の添付が求められることとなりました。地味に重要な省令改正です。 株主情報は、株主名簿を基に作成します。株式会社では、株主名簿を作成して、それを本店に備え置かねばならない、と会……続きを読む
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経歴詐称が発覚したら?
2023年2月3日数か月前にワイドショーを賑わせた○ョーン○氏の経歴詐称報道、覚えておられる方も多いでしょう。彼を起用したテレビ番組が複数あるにもかかわらず、なぜテレビ局はウラを取っていなかったのか、謎です。 それはさておき、社員を中途雇用する場合に、その人の経歴(能力や専門的知識も含む)を重視して採用したと……続きを読む
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自然災害発生時にどう動く?
2023年2月3日日本では、ここ20年、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震などの地震災害や火山の噴火、土砂災害が数多く発生しているのはご承知のとおりです。 では、自然災害発生時に企業がどのように対応しなければならないのか、又はどのようにリスク対策すべきなのか、法令の定めを少し見てみます。 ……続きを読む
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PCデポに学ぶ
2023年2月3日先月のお盆頃に少し話題になった、PCデポの「高額サポート契約&解約料」事件はご存知でしょうか? コトの発端は、ツイッターユーザーが投稿したツイートで、いわく「80過ぎの独居老人である父が、PCデポに毎月1万5千円の高額サポート契約を結ばされていました。解約に行ったら契約解除料10万円を支払わ……続きを読む
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何が個人情報?
2023年2月3日「個人情報なので教えられません。」 「この電話番号はどこで知ったんだ?個人情報の流出だ!」 どこかで言われたことありませんか?個人情報保護法が施行されてから、世間ではやたら個人情報に厳しくなった印象があります。いや、それは違う(誤解や過剰反応)だろ、と思うことも少なくありません。 ……続きを読む
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退社した社員が同業を営む
2023年2月3日「元社員(元部長)が、退社した後に自分で会社を設立して、当社と同じ(または類似の)商品を取引先に、積極的に営業して販売している。辞めるときに誓約書などは取っていないけど、何かできない?」 という内容の相談がありました。会社側からすると、そんなことがあるとあまり気持ちの良いものではないでしょう……続きを読む
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契約の管理
2023年2月3日企業が行う企業間の取引や消費者との取引は、基本的に契約に基づいて行われます。1回限りで取引が終わるものはともかく、継続的な取引となると、契約書を作成していることが多いでしょう。 しかし、契約を結んで契約書を取り交わすところまではしっかりやっていても、その後何の管理もされていない場面を目のあた……続きを読む
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ピコハラ?
2023年2月3日インパクトある独特の歌詞とダンスで、世界的に大ヒットしたピコ太郎さんの「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」は、皆さんどこかで一度は耳にされたことでしょう。 この楽曲は非常に短いし、振り付けもそこまで難しくないので、会社の飲み会や忘年会の余興や一発芸で多用されているやに聞き及びます。 ……続きを読む
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誇大広告になってない?
2023年2月3日平成29年1月24日、最高裁判所において事業者・消費者の双方にとって重要な判断が示されました。 裁判で問題になったのは、高血圧や糖尿病の予防に効果があるとうたった健康食品「クロレラ」の新聞折り込みチラシで、このチラシは消費者に誤解を与える不当な勧誘だとして、京都市の健康食品会社に対して広告の……続きを読む
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専門家の使い方は
2023年2月3日いつも法律に関する話なので、今回はちょっとテイストを変えてみます。 最近、経営者が2名相談に来られました。 両社とも取引先とのトラブルを抱えており、訴訟を検討しているが、証拠と呼べるものがほとんどないという事案でした。 お一人はインターネットで情報を集めていたらしく、法的観点から……続きを読む
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論より証拠
2023年2月3日●A社の言い分 「当社は、B社・C社・D社・E社に対し、平成29年2月1日に、当社の商品をそれぞれ20万円で売り引き渡したのだが、今日まで誰も代金を支払わないので請求する。」 ●B社の言い分 「当社は、A社から商品を買ったわけではない。A社に対し、取引先を紹介したことの謝礼として……続きを読む
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民事裁判のよくある誤解
2023年2月3日前回は、当事者でない第三者が判断する裁判でモノを言うのは、何より証拠ですよ、ということをお伝えしました。今回は、民事裁判で皆さん誤解しているなぁと思う点について書いてみます。 1.真実が明らかになる そんなことはありません。あくまで、当事者が主張した事実が証拠に基づいて妥当であるか判断……続きを読む
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民法改正、重要ポイントはここだ!
2023年2月3日2年前から法案は提出されていたのに国会期限内に可決されず審議継続となっていた「民法の一部を改正する法律案」が、平成29年5月26日、ついに可決され、6月2日に公布されました。新しい法律は、3年以内に施行されます。 民法とは、家庭や社会生活のルールを定めた法律で、明治29年に制定されました。当……続きを読む
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民法改正、重要ポイントはここだ!②
2023年2月3日2年前から法案は提出されていたのに国会期限内に可決されず審議継続となっていた「民法の一部を改正する法律案」が、平成29年5月26日、ついに可決され、6月2日に公布されました。新しい法律は、3年以内に施行されます。 民法とは、家庭や社会生活のルールを定めた法律で、明治29年に制定されました。当……続きを読む
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「不倫」で会社が訴えられる?
2023年2月3日今は食傷気味かもしれませんが、昨年から芸能人や政治家など、ある程度知名度のある方の「不倫」がお茶の間を賑わしているのはご存知のとおりです。 好奇心で眺めておられる方も多いと思いますが、実は、会社がこの「不倫」騒動に巻き込まれる可能性がある、ということはあまり知られていません。 そのそも……続きを読む
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絵に描いた餅
2023年2月3日企業からよくある質問の一つに、取引先や顧客が売掛金を任意に支払ってくれないのでどうしたらいいか?とか、連絡が取れなくなったが今から何ができるか?とか、裁判所から何かしら通知が届いたけどこれどういう意味なのか?など、売掛金の回収に関するものがあります。 残念ながら、このタイミングで相談してくれ……続きを読む
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その表現、アウト!
2023年2月3日「美容手術の前と後でこんなに変わるんですよ!」ということを消費者や潜在顧客に示すには、いわゆるビフォーアフターの写真を掲載することが一番わかりやすいですよね。ところが、こうした美容医療の広告に問題があるとみられる国民生活センターに対する相談は年間一千件以上に及び、トラブルが多発しています。 ……続きを読む
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粉飾決算をしたら…
2023年2月3日社会的に大きなインパクトを与えた格安旅行会社「てるみくらぶ」ですが、今年3月27日に自己破産を発表し、山田千賀子社長はその時に「自転車操業のつもりはなかった」と釈明していました。 その後、11月6日の債権者集会で破産管財人の調査結果が明らかにされ、3年前の2014年9月期には債務超過(平たく……続きを読む
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仮想通貨の取引
2023年2月3日ITの発展を背景として、インターネット上で自由にやり取りされ、ショッピングの際に支払・資金決済に利用できる通貨のような機能を持つ電子データ、いわゆる仮想通貨は、ビットコインをはじめ700種類以上にのぼり、ここ2・3年で話題に上ることが増えました。ちなみに、日本は、比較的仮想通貨に寛容なため、現在の……続きを読む
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はれのひ㈱の登記情報を取得してみた
2023年2月3日「はれのひ株式会社」、皆さんご存知ですよね。振袖の販売、着付け、レンタルなどを手がけていた同社は、今年1月8日(成人の日)に突然休業し、多数の新成人が、まさにハレの日に晴れ着が着られなくなるという前代未聞の事件を引き起こしました。 同社HPの会社概要を見ると、2011年会社設立、資本金1千万……続きを読む
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注意!1人株主1人役員の会社
2023年2月3日現在、株式会社を設立するにあたって、出資金(資本金)は1円以上であれば大丈夫ですし、出資者=株主が1人でも構いません。格段に株式会社が設立しやすいため、株主が1人だけの会社が激増しています。 株主が1人であることのメリットは、経営の意思決定を自分だけで迅速に行うことができる点にあります。逆に……続きを読む
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通勤中の自転車で事故を起こしたら
2023年2月3日皆さんの会社では、従業員の通勤はどのようなルールになっているでしょうか? 公共交通機関や徒歩による通勤の場合は、そんなに心配することはありませんが、自動車・バイク・自転車などで通勤するのを可としていたり、ルール上ダメとなっているのに黙認していると、従業員が通勤中に起こした人身事故(ケガ・後遺……続きを読む
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セクハラって難しい
2023年2月3日4月は、財務事務次官のセクハラ疑惑が世間の耳目を集めました。彼がセクハラを日常的に行っていたのならもちろん許されないことではありますが、いつまでも報道で、あるいはパフォーマンス的に野党国会議員が彼をたたくのは正直やりすぎで、こりゃいじめの構図だよなぁ、と個人的には感じます。 話が逸れました。……続きを読む
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スポーツ中のケガの責任
2023年2月3日5月の話題をほぼ独り占めしたと言っても過言ではない「日大アメフト部悪質タックル事件」。タックル映像の強烈さ、加害選手の潔さ、監督や大学関係者の対応のまずさなど話題に事欠きませんでした。きっと皆さんの中でも様々な意見があることでしょう。 さて、スポーツ中、自分以外の誰か(相手選手が多いと思われ……続きを読む
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突然の株主死亡は、会社存続の危機?
2023年2月3日会社は、誰のものですか? 社長のもの、社会のもの、地域のもの、社員全員のもの、オレのものなど色々な答えがあることでしょう。しかし、会社法という法律の観点からすると、実質的な所有者は「株主=出資者」のものと言えます。 ここで少し考えて頂きたいのは、もし株主が死亡して相続が発生したらどうな……続きを読む
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予約のドタキャンによる損害
2023年2月3日7月11日の日経新聞では、予約を入れながら当日来店せず、連絡もない無断キャンセルへの対応で、飲食業界は独自に対応ルール作りに動き出した、と報じていました。 無断キャンセルは、売上の減少、人件費の無駄、食材のロス、従業員の士気低下、店内の盛況感の低下など飲食店では頭の痛い問題だと思いますし、ど……続きを読む
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執行役員とは何ぞや?
2023年2月3日会社には様々な役職名があります。最近だと、「執行役」とか「執行役員」、「常務執行役」などの役職名が書かれた名刺をいただくことが増えてきましたが、何となく分かるような、でもいったい何者?役員?社内の序列はいったいどんな順になっているの?と口に出して言えないけど心の中で思っている人もおられるとか。役職……続きを読む
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あなたは大丈夫?これもパワハラ
2023年2月3日知らず知らずのうちにやってしまっているかもしれない「パワハラ」。これくらい大丈夫だろう、指導の範囲内だ、叱咤激励だ、なんて思っていても、いきなり訴訟地獄に突き落とされることだってあります。相手も馬鹿じゃないので、あなたが気持ちよく権力?を振りかざしている間、「しめしめ」と思われつつレコーダーで録音……続きを読む
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退職代行会社から連絡が…
2023年2月3日最近よく目にする退職代行会社。細かいサービス内容は会社によって違うかもしれませんが、概ね、退職の連絡、離職票や私物の発送に関する連絡、退職者本人への直接連絡の拒否、社会保険の手続確認などを行うようです。メディアに取り上げられてから、あっという間に会社が増え、東京などの大都会では珍しくなくなってきて……続きを読む
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契約書は何のため?
2023年2月3日最近、契約書や合意書の類に関する問い合わせが多く寄せられています。例えば、契約や合意の前段階でのお問い合わせの場合、契約書を作って欲しい、先方から送られてきた又は自社で作成した契約書をチェックして欲しい、有利な内容にするにはどうしたらいいか知恵を貸して欲しい、このことを行うのに何か書面を残しておい……続きを読む
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証拠が全て
2023年2月3日あけましておめでとうございます。本年も経営者皆様の役に立つコラムを執筆したいと思いますので、よろしくお願いします。 さて、だいたい年末は、トラブル系の相談が増えるのですが、ご多分に漏れず平成30年12月も「顧客が・取引先が・貸付先が、お金を支払ってくれない」といった相談をいくつかお受けしまし……続きを読む
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証拠・証拠と言うけれど
2023年2月3日前号では「証拠が全て」というコラムを書かせていただきましたが、証拠・証拠っておたくは言うけど、だいたい何が証拠になるのや?という質問がありましたので、今回は証拠について取り上げてみます。 証拠は、大きく①物証(文書や検証物など)と②人証(証人、鑑定人や当事者本人など)があり、証拠調べによって……続きを読む
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バイトテロの脅威
2023年2月3日くら寿司・ビックエコー・セブンイレブン・ファミリーマート・バーミヤン・すき家・大戸屋、これら名だたる企業に共通するキーワードは…もちろんお分かりですよね。昨年末から今年にかけて、アルバイトが引き起こした「バイトテロ」に遭った企業です。バイトテロと呼ばれるSNSにおける不適切な発言や写真・動画の投稿……続きを読む
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契約書の元号表記は変更が必要か?
2023年2月3日1 元号は、政令で定める。 2 元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。 この、たった2文の法律が、今話題沸騰の元号について書かれた「元号法」です。ご存知でしたでしょうか?天皇陛下のご退位は4月30日ですから、いよいよ改元が間近に迫ってきました。この記事をご覧になるときには、すでに……続きを読む
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皇位継承に事業承継を思う
2023年2月3日皇太子殿下が御即位され、ついに令和の時代がスタートしましたね。王家の現存する国はイギリスをはじめ世界に27か国あるそうですが、この中で最も歴史が長いのが日本の天皇家になります。宮内庁のホームページによると令和天皇は126代目にあたり、今は神武天皇の即位(紀元前660年)から数えて何と2679年に及……続きを読む
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「集団左遷」第4話に突っ込む
2023年2月3日皆さん、日曜夜10時から放送のTBSドラマ「集団左遷」はご覧になっていますか?第1話から続けて見ていますが、おそらく現役銀行員や元銀行員からすると、「ちーがーうーだーろー」と言いたくなるような軽めの(現実離れしている?)タッチの演出ですから、好き嫌いは分かれそうです。 第4話は、行員の前支店……続きを読む
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従業員の副業解禁に潜む罠
2023年2月3日6月は、「年金以外に夫婦で2000万円の金融資産が必要」とする金融庁審議会の報告書とお笑い芸人らによる闇営業問題の話題で持ちきりの感がありました。 上記のうち、2000万不足問題については、実際に報告書を読むと分かりますが、メディアや野党議員の批判は、取り上げるのも馬鹿らしいほど正鵠を得てい……続きを読む
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吉本興業の落日?
2023年2月3日所属芸人らによる「闇営業問題」、芸人の会見後に開いた吉本興業社長の釈明会見で火に油を注ぐ状態となり、いまだ鎮静しません。いまや吉本興業(以下「吉本」と言います)の企業体質等まで大いに叩かれ、官民ファンド「クールジャパン機構」から吉本に対する100億円規模の多額の資金(税金)投入の適正性に疑問の声が……続きを読む
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ニュースをリスク対策に活かす
2023年2月3日ここ2~3か月は、ワイドショーの話題にこと欠かない事件が立て続けに起こっている印象です。その中には、経営者が自社に翻って考えるべき事件も交じっているように思います。例えば、7月18日に発生した「京都アニメーション放火事件」、8月10日に発生した「常磐自動車道あおり運転暴行事件」、8月14日に発生し……続きを読む
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佐野SA従業員ストライキ事件
2023年2月3日今回は、最近ではちょっと珍しいストライキ(今年8月14日から9月23日まで)事案を取り上げてみます。 栃木県の佐野サービスエリアは、佐野ラーメンというご当地グルメが人気で、年間利用者数は170万人にも上るといいます。この佐野SAの運営をNEXCO東日本から委託を受けているのが、ケイセイ・フー……続きを読む
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申告漏れと所得隠し
2023年2月3日ラグビーワールドカップ日本代表の勇姿に胸を熱くし、日本各地の台風の爪痕に心痛める、そんな10月でした。ほかにも、全日本テコンドー協会の運営問題や女性タレントのタピオカ炎上騒動など、司法書士目線で切り取ると面白そうなネタが盛りだくさんで、コラム執筆のネタに迷っているところに飛び込んできた有名お笑い芸……続きを読む
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薬物はダメ。ゼッタイ。
2023年2月3日合成麻薬「MDMA」を所持していたとして麻薬取締法違反容疑で某有名女優が逮捕され、覚せい剤所持で何度目かの逮捕をされた元タレントTと、薬物に関する事件が注目を浴びています。芸能界から毎年のように逮捕者が出ますので、まぁあまり驚かないというか、あぁまたか程度の感想しか出てこないところがあまりよろしく……続きを読む
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行政廃棄物の転売事件
2023年2月3日おけましておめでとうございます。私は、その時々の事件やTVドラマから事業経営のリスクとなり得るネタを取り、法律と絡めて記事を書いています。2019年は、バイトテロ、皇位継承、ドラマ「集団左遷」、副業解禁、闇営業、あおり運転、ストライキ、芸能人の申告漏れや薬物問題などがありました。今年も時事ネタを中……続きを読む
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ネット上の悪意に対峙する
2023年2月3日昨今、ネット上でトラブルに巻き込まれる企業が増加傾向にあるようです。先日ある会社から、「ネット上で自社の検索をしてみたら、誰かが一方的に自社のサービス、商品のことや顧客対応のことなどで批判的なことを書いているのを見つけて困っている」という内容の相談を受けました。書かれているような顧客対応などは一切……続きを読む
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新型コロナウィルスに思う
2023年2月3日新型コロナウィルス。1月は、日本全体が「そんなウィルスが流行っているのか、かかった人は気の毒だなぁ」くらいの認識だったものが、2月末には国家を挙げての対策が進められ、イベント等の自粛・開催延期ムードが広がり、オリンピックの開催も危ぶまれる事態となっています(二月二十六日時点)。 確かに経済的……続きを読む
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朗報!売掛金等が回収しやすく
2023年2月3日新型コロナウィルスの猛威はとどまることを知りません。オリンピックは1年程度延期となり、東京では感染者が増え続け、政府は緊急経済対策で現金や商品券の給付を検討中のようです(3月27日時点)。 さて、そんな中、4月1日から改正民事執行法が施行されました。普段なじみのない法律かもしれませんが、中小……続きを読む
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不安につけこまれるな
2023年2月3日国民生活センターのホームページで、新型コロナウィルスに便乗した悪質商法等に関する注意喚起がなされています。4月23日現在で寄せられた相談は、実に1万8703件。 事業や生活について不安に思う心理や、助成金や補助金などで得をしたい・損をしたくない心理を巧みに利用する詐欺師は、今が一番の稼ぎ時と……続きを読む
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自粛警察
2023年2月3日ようやく緊急事態宣言が解除され、それまでの日常により近い形で生活や仕事ができるようになりました。この2か月、程度の差はあれ国民等しく不自由を体感しました。本当にお疲れさまでした。ただ、第二波がいつ訪れてもおかしくないため、まだ「自粛」は続きますので、自分や家族、従業員、取引先のためにも注意深く行動……続きを読む
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印鑑はいらない?
2023年2月3日法人では、社内規定やセキュリティ上の理由で社外に持ち出せないことも多く、社内文書の上長決済の証として印鑑が必要とされることもあります。「はんこ」は、我が国での生活や仕事に根ざした文化・慣習です。 ところが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う外出自粛要請中、TVリポーターが道行く人に外出理由の……続きを読む
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自筆証書遺言書保管制度は使える?
2023年2月3日令和2年7月10日から「自筆証書遺言書保管制度」がスタートしました。 読んで字のごとく、自分で書いた遺言を申請があれば法務局が保管する、というもので、新制度を利用すると遺言者が死亡したときに相続人が家庭裁判所で「遺言の検認」という手続をしなくてよくなります。 新制度が始まる前までは、自……続きを読む
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その保証人、大丈夫?
2023年2月3日新型コロナウィルスが鎮静せず、GOTOキャンペーンは大誤算…感染防止と経済再開の両立に苦慮していたところに飛び込んできた安部首相の辞意表明。政治的空白や政策の一時停滞の可能性まで浮上し、より一層先行き不透明感を増した8月でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?ご自身の未来予測に基づく自助努力を続け……続きを読む
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メルマガのお作法
2023年2月3日毎日のようにいろんなメルマガを受け取っておられる方が多いのではないでしょうか?自分で好んで登録したものならともかく、一方的に送り付けられるものも少なくありません。見ない、削除する、配信停止する、などを行えばどうってことなさそうなのに、なぜかイラっとしてしまう自分がいます。 さて、事業者にとっ……続きを読む
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コロナ感染者に対する損害賠償自動下書き
2023年2月3日令和2年10月28日現在、福岡県内の新型コロナウィルス感染症の発生状況は、患者数累計5202名、うち退院者5033名・死亡者101名・入院中68名と発表されており、10月28日までの直近1週間の陽性者数は38名ですから、福岡県においては、ほぼ収まってきているとみられます。ただ、ご存知のようにGOT……続きを読む
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法的リスクへの備え
2023年2月3日世間一般的には、「新型コロナウィルス感染症」一色の年であったように思いますが、皆さんにとっては、今年はどんな一年だったでしょうか? さて、2011(平成23)年8月号から始まったこのコラム「転ばぬ先の方の杖」ですが、今月号をもって卒業とさせていただきます。これまで記事をご覧になっていただいた……続きを読む