久しぶりの…素直な相続登記(平成22年10月25日記事)
こんにちは。
今日は、懸案事件の一つが解決のメドがついて、よかった〜と胸を
なでおろしているイデです。
今日の転載記事は、「相続登記」についてです。
相続登記とは、不動産の所有者を、「相続」を原因として相続人へ名義変更する手続きのことです。
簡単そうに見えて、奥が深いものなんですよ。
以下、転載分。
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久しぶりの…近年まれにみる…何も論点がない素直な「相続登記」を今日申請しました。
逆に何か落とし穴があるんじゃないかと、何度も添付書類を見直してしまいました。
だいたい月に数件、「相続登記」を申請しているのですが、最近は、まぁ〜一筋縄でいかないこといかないこと。
依頼者の中には、「すぐにできようもん!」くらいに思ってらっしゃる方もおられるのですが、
家庭ごとに内容や事情が違いますので、本当に同じケースは一度としてありません!
結果として、一年近くかかってしまうこともあります。
どうしても名義変更できないこともありました(T_T)
これは戦争が絡むレアなものでしたが。(国と協議をして、登記をしなくても今後ずっと手続きが進むように話はつけました)
他にも、相続人が行方不明であるとか、相続人が25人いるとか、全員海外在住だとか、遺言を相続人がそれぞれ持っているとか…
それらに比べて、今日の名義変更の何と素直なことか。
厄介で難しい事件にあたるのも司法書士冥利に尽きると思いますが、こういった素直な事件を
素早く正確に完了するのも同じくらい登記のプロとして大切です。
いや、久しぶりだと新鮮でよいものです。
それにしても。
皆さん、もし相続があったなら、やっかいなことになる前に、速やかな相続登記を!
そもそも、面倒なことになるかもな、と予感したときは、「遺言」を!
この2つを守るだけで、どれだけいろんな人が救われることか。