ややこしい相続案件
こんにちは。
相続と不動産に強い司法書士の井手誠@福岡市西区姪浜です。
先日別府に行ってきました。街中を歩いてみても地震の影響を感じることはありませんでしたが、ご一緒した別府人曰く、観光が大ダメージを受けているのでその影響があちこちに出ているとのことでした。鉄輪の方はまだブルーシートが多いのは確かです。しかし、その他は普通です。熊本ばかりが放送されがちですが、大分も痛手をこうむっていますので、もしよかったら旅行の候補先に入れて頂けると幸いです。
さて、先日別府に行ったのは、ある相続案件の業務のためです。
依頼者が80代女性のこの相続案件は、もう2年近く関わっています。
依頼者は、自分の目が黒いうちに片づけるという強い意志をお持ちで、私はこのご意思に感服するとともに、何とか力になりたい・ご存命のうちに完了して安心してもらいたいと思っています。
不動産の名義人が亡くなって(1次相続)、その相続人の1人が亡くなって(2次相続)、さらに別の相続人も亡くなって(3次相続)手をこまねいているうちにまた一人という状況で、相続人の数は15人まで膨れ上がり、親族内の横のつながりが希薄なため、自分が相続人であると知らない人もいれば、病気で臥せっている人までいて、なかなか一筋縄ではいきません。
親族だから、連絡先くらいは知ってそうに思えるのですが、兄弟相続ということもあって、相続人同士が「はとこ(祖父母の兄弟の孫同士)」の関係だったりすると、まぁ大変です…
今回別府に行ったことで、ようやく出口が見えてきて、あと1年もあれば依頼者の望みどおりに終わることができる予定です。
こうしたややこしい相続案件は、不動産の名義を放置していた(名義を変えていなかった)ことに端を発します。当事務所では、ほかに数件似たような事案を抱えていますが、全てそうです。
そのときやっていればなんてことない手続きでも、後になれば面倒になり費用もかかります。
ということで、どなたかが亡くなった場合、不動産の名義変更は必ずやっておきましょう!
法律上の義務はありませんが、あとあと誰かが必ず困ります。
■‟まもる”を身近に。
~あなたの「権利」「資産」「安心」を、確かな知識と経験でまもります~
▶不動産登記 ▶相続手続 ▶法人登記 ▶企業法務 ▶成年後見 ▶裁判手続
■‟備える”を当たりまえに。
~激動の社会を「賢く」「たくましく」「しなやかに」生き抜くために~
▶相続対策 ▶遺言 ▶民事信託 ▶財産管理 ▶任意後見 ▶法務顧問 ▶契約助言