8/3は司法書士の日!
こんにちは。福岡市西区姪浜の司法書士井手誠です。
台風の影響で、散々なこの土日でしたね。海の家は売上が少なかったのでは…などと余計な心配をしてしまいます。
さて、もう過ぎちゃいましたが、昨日8/3は「司法書士の日」でした。
興味がない人には申し訳ありませんが、トリビア的に司法書士制度の主な年表を掲げます。
明治5年8月3日 司法職務定制 ※近代日本の司法制度がスタート
※代言人、代書人、証書人が誕生
明治19年8月13日 登記法制定 ※憲法や民法より前
大正8年4月9日 司法代書人法公布 ※名称の変更
昭和10年4月2日 司法書士法公布 ※名称の変更
昭和25年 司法書士法全面改正 ※官の全面的監督権廃止
昭和31年 司法書士法一部改正 ※資格認定制度スタート
昭和53年 司法書士法改正 ※目的・職責規定新設、国家試験導入
平成14年5月7日 司法書士法改正 ※簡裁訴訟代理権の付与、規則31条
司法書士の原型となる制度ができたのは、明治5年8月3日(132年前!)で、裁判を行うのに字を書ける者が一定の階級にしか存在しなかったことから、裁判書類を“代書”する職務として生まれたようです。代言人(今の弁護士)や証書人(今の公証人)と兄弟のようなものです。
登記法が制定されたときに、登記は裁判所管轄だったことから、登記への関わりが生まれました。
その後、代書人が、「司法代書人」と「行政代書人」に分かれ、紆余曲折を経て現在に至ります。
ですから、司法書士は、今でも不動産や会社の「登記」の仕事と「裁判書類作成」の仕事を本分とし、明治時代から続く登記制度と裁判制度を支える存在として活躍しています。
派手ではないですけどね。(司法書士が主役のドラマなど見たことありません…)
弁護士と同じように裁判所や示談での代理が行えるようになった(ただし、簡易裁判所で扱える金額に限る)のは、今から12年前と比較的最近のことですが、それもそれまでの裁判の仕事をしていたからこそです。
これからも国民に必要とされる資格であり続けるように、誠実に仕事を続けていかねばなりません。
たまには、こういう司法書士の先人の足跡を振り返るのも大切なことだなぁ、と思う今日この頃でした。
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